2004. 9 特急しなの9号1号車1番C.D席



クロ383車内 先頭右側が1号車1番C.D席   大阪駅
ラッシュ時には対向車には113系も見られる、  高槻付近 上り外側線を行く  




大垣駅場内
醒ヶ井付近 場内進行!


揖斐川鉄橋を渡る   岐阜はもう近い




     特急しなの9号1号車1番C.D席

トラベル会社企画の団体旅行者が目立つ大阪駅11番線ホームには 定刻8時58分を過ぎても先行のサンダーバードが発車待ちしており、
そのホーム西方の場内信号手前には383系しなの9号がダンゴ状態で入線待ちしている. 新快速の遅れが全部のダイヤに影響して上り
列車全体に遅れが生じている様子であった。
JR東海神領車両区 383系 A5 基本編成に増結2両入った8両編成の しなの9号は10分遅れで大阪駅を発車、私は早速カメラをセットして
沿線撮影の開始となった。 今回は 大阪-岐阜間の展望撮影のためにフンパツし選んだのがしなの9号1号車グリーン1番C.D席である、運転席
のすぐ後かA,B側でC,D席は視界をさえぎらないワイドビュー側となっている。 列車に乗る場合には端席はなるべく避けることにしているがこの
クロ383に関しては別で、これが先頭車になる時はいちばんの特等席となる、車内にはフルムーンらしき夫婦と私のわずか3名で実にぜいたくな
空間である。
カメラを構えて対向列車の写真を撮っていても 周囲に全く気にならないことも心地よい、運転士の動作やメーター類の動きなどを面白く見ながら
の展望は 鉄道ファンならずとも楽しくなるスペシャルリザーブシートである。
新大阪を出てからは130kmで上り 外側線を走行するが内側線は列車遅れの影響でところどころ列車間隔が詰った状態が続いているようだ、
京都までは対向する列車も多く223、221、系オンパレードで113系が来るととても珍しく見えてくる。山崎付近では平日にもかかわらずカメラを
構えている数名のファンがいて 京阪間では有名撮影地のひとつである。
東山」トンネルを出て山科の大築堤の大カーブも 軌道敷付近まで入れなくなった今ではダイナミックな写真を撮れる構図もむつかしくなってきた、
草津を過ぎると4線から2線になることから 先行車があって徐行が続き 遅れが増えてくる。
ジャンクションである米原では 運転士、車掌ともJR西日本からJR東海に引継がれ制服も重厚なスタイルとなった、両社運転士の交代で運転
テクニックの個性の違いが分かるのも展望席ならではの体験である、共通しているのはどちらも年齢から若く列車が遅れているにもかかわらず
決して無理をしないことだった。
そういえば大阪を出てからおしぼりサービスや車内販売も無いことからJR東海所属車の乗り入車による特急しなの大阪-名古屋間は サービス面
では無電区間でもあることにも気がついた。
近江長岡では伊吹山には残念ながら雲がかかっており 関ヶ原越えのビューポイントである伊吹山の全容は見ることができなかった。
柏原からはカーブの連続で 制限80kmで関ヶ原を過ぎると25/1000こう配を一気に下るがスピードが120kmを越えることはなく 濃美平野をひた走る。
京阪神では見ることもない 373,313,311,211系の電車が並んでいるのが目を引く大垣電車区を左右に見て大垣駅を通過、揖斐川、長良川鉄橋を
渡り金華山が見えてくるとやがて高架駅となった岐阜に近づいてくる、結局大阪を出た時の遅れは取り戻せないまま約10分の遅れで到着、大阪-岐阜間
所要時間1時間37分、 この間 展望撮影に使ったフィルムは2本、運賃、特急、グリーン料金合計は7,710円也。
こうして特急しなの9号 1号車1番C.D席 ちょっと贅沢なワイドビューの旅は終りました。


                                               2004. 9月 T・Yamamoto