武生新

       

           



木造の福井鉄道本社社屋
 



福井新

福井新 デキ11

田原町



  
福井鉄道訪問

 LRT方式の運行方式に変わったのを機に 久しぶりに福井鉄道の訪問となった。 JRの駅からは少し離れた所にある武生新駅は 3線2面のプラットホームを持つ
 ターミナル駅であるが、今回のLRT運行に対応して プラットホームを低く改造した関係で ホーム屋根の鉄骨の柱のベースが50cmほどコンクリートで固められており、
 低床化された現ホームと鉄骨線時代のホームとの差がはっきりと分かる。 ホームには名鉄岐阜市内線から来たLRTの連接車2編成と 3番線にはオリジナル車の
 200型が 並んでいる。ダイヤは20分ヘッドで運行されているが 乗客の姿も少なく ひっそりとしたターミナル駅である。
 次の西武生に本社、車庫、工場があるので移動し 家並な抜け右に大きくカーブするとほどなく西武生に到着、 木造の駅舎は無人駅で 自動の乗車駅発券機が目につく。
 留置線と工場があって 広い敷地の中に建つ木造の堂々たる本社社屋は歴史を感じさせてくれる趣のある建物で つい並ぶ車両よりもこちらの方に目がむいてしまう、
 車庫には新旧車両の入れ替わりの時期でもあり 早くも300型の解体作業が始まっていた、デイタイムであることから 低床式の車両だけが運用に入っていたが
 鉄道線時代の車両も現役である。 武生から福井までJRだと5駅だが 福井鉄道の場合 福井まで13駅あり1〜2km毎に駅があり地域住民にとっては便利なようであるが
 乗降客は少なく 福井市内に入ってようやく増えてくる様子であった。 LRTに変わってスピードが40〜50kmになると揺れが大きく感じられ 鉄道線車両の方が乗り心地ちは
 良いようだ。  福井線には発車待ちの120型と300型が留置、除雪用のデキ11も夏休みで イベント用の562も休車状態であった。この福井新からは福井市内軌道線
 となり大通りを車の間を縫っての走行で田原町行の電車は 一旦市役所前の停留所でスイッチバックして 0.2kmほどの福井駅前に立寄ってから終点へ向うという運転方式
 となっている。 終点の田原駅は 越前鉄道三国港線との接続駅であるがレールは繋がっていない。
 名鉄岐阜市内線など路面軌道か廃止に追いやられている昨今 福井鉄道は行政の協力と共にLRT化などによって新たなるスタートを始めたようだ・・・


                                                                          2006/5
 T・Y