1993, 5月 北海道 名寄










機関車+マックレー+ロータリー+機関車、各車両の頭文字をとって称せられている
いわゆるキマロキは冬の厳しい
北海道で、SL時代における除雪列車の特殊編成
のスタイルであった。
唯一の保存編成59601+キ911(マックレー)+キ604(ロータリー)+D51398+ヨ
4456が宗谷本線名寄に現存している。
旭川からの列車が名寄駅に入る手前、右側の丘の上(旧名寄本線上)にその姿を
見ることができ、周囲には冊もなく、全てオープンで車内も見学可能だ。 
冬には車両全体をカバーで覆い、雪から車両を守り、越冬するというほどの保守で、
元国鉄OBによる保存会のメンバーのボランティアにより、車両の状態は良く、手入
れがいきとどいている。
タンポポの咲く草むらでのんびりしていると、目の前の宗谷本線をキハ40.2連が
油煙を残し通過していった、1両はキタキツネのイラストの入ったタイプで、
北海道
ならではのオリジナルカラーだ。

                                 1993,5月 名寄にて、 T・Y